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近況

見上げれば空に太陽あり。
眩しさにうつむけば、足元に我が陰。
その中で涼を取る一匹の蟻。

否、手足を休める事もなく、蟻は日陰を通り抜けた。
裸足では人ですら立ってはおれぬ、真夏のアスファルトの上。
その日を照る灼熱の野に、迷わず足を踏み出し、ただただ前へ前へと進み続ける。
なんとも羨ましき事か。
蟻には、暑さも寒さもなく、痛覚すらない。
今日の楽しみも、明日への希望も無きまま、憂いも不安も無しに前へ前へ進むことができる。

だが、彼の数十倍の寿命と数百倍の体を持つ人は、そうは行かぬ。
人は、日々の楽しみなくば足は円滑に動かず、未来への希望がなくば前へは進めぬ。
己の生を実感できる生き甲斐・・・・しっかりと踏みしめられる足場がなくば、人は泥に歩を取られ、進むことはできぬ。
闇夜の道を照らす希望の光がなくば、人は道を見失い、進むことはできぬ。
足場も道も見失った者は、その度に立ち止まり、しばらく頭を抱えてうずくまるより他はない。
次に足場が見付かるまで。次に導となる明かりが見付かるまで。


蟻は進めば、足元はアスファルトの黒い野から緑の野へと変る。
だが、人は進まずとも、心次第で野山も荒野に変る。
かぶりを上げれば、既に日は沈み、見渡せば荒涼とした砂漠が続く。
心に喝を入れ、これを砂浜に変えようとも、涼を含んだ青い波は訪れず、押し寄せるは不況の波。
未来への絶望が一波。砂浜を荒れるに任せ、削り取ってゆく。
現在への憂いが一波。砂地に岩くれをばらまく。
だが、過去への後悔の波だけはない。
この十年、怠惰とは無縁の生活を送ってきた。だから、後悔の波だけは押し寄せるはずがない。

絶望と憂いの波が重なり、自然と打ち消されるまで、しばし待とう。
己の心が、波に負けぬ巌となるまで。


数ヶ月前、私は無事、就職をはたした。
所詮、職業安定所の求人など半数以上は、派遣以下の雇用状態。
就職をはたしたものの、生活はよりいっそう苦しくなるだけだった。
だがそれでも、私の能力を存分に発揮できる余地のある仕事だった。
だから今は苦しくとも、私がこの小山のごとき小さな会社を富士にまで育て上げるつもりでいた。

しかし、押し寄せる不況の荒波の前に、この山は、耐えるには余りにも小さすぎた。
波間に築いた砂山のごとく、余りにも脆かった・・・・・。





ラブアゲイン




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簡潔に

「何を訳の分からんことを書いとるんだ」と思われるかも知れませんが、
要するに、せっかく苦労して就職したのに、その就職先が潰れちまったんですね・・・・はい。

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