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総括・氷河期世代、フリーター問題

<やる夫で学ぶ就職氷河期ハムスター速報>
http://urasoku.blog106.fc2.com/blog-entry-588.html

2chネラーが作者である為、当ブログで取り上げる事ははばかれるのだが・・・・。
当時の様子を的確に再現していた為、紹介させて頂く。


1993~2005年の就職氷河期、酷い年では、三~五割の学生が就職できないという異常な事態が続いた。
参考)文部科学省による統計調査(専門・短大・四大を問わず、男女共に、四割以上が就職できず)

また、就職できても安定した職に就けた者は少なかった。
私の同期で、中堅企業に入れたのは一人だけであり、残りはタオル屋、スーパーの店員、トラックの運転手などだ。

家庭教師を雇い、塾に通い、予備校に入学し、通信教育を取り、勉学に励み、
高校受験を勝ち抜き、大学受験を勝ち抜いた 何百万という若兵らの半数近くが、凱旋門を潜る事を許されず、目の前で門を封鎖されたのである。



■1、四つの選択肢■


当時、私たちには、四つの選択肢があった。

[ 自殺 ]
<就職難で?学生の自殺増加、大学側が予防に本腰>

[ 職歴不要の仕事に落ち着く ]
中途採用を受けるには、職歴が必要だ。だが、新人の私たちには当然職歴がない。
(フリーターの定義は“働く意思を持つ無職”である為、どんなに非正規雇用で経験を積んでも、職歴とは見なされない)
ゆえに、就職するには、職歴不要の仕事を選ぶしかなかった。
地元の零細企業(町工場、警備会社、配達業、掃除業、土建)、飲食店、小売店などだ。
これらは年収200万前後、昇給を重ねても300万前後にか以下に留まる場合がほとんどだ。
(平成19年のサラリーマンの平均収入は437万円)
また、零細企業は失業しやすく、飲食店や小売店は数年で閉店してしまう事が多い。
低収入の上、離職・失業率が高く、将来、結婚し家庭を持つ事を考えれば、不安を抱かずにはいられない仕事だ。入院が必要になった時など、頭を抱えねばならない。
(当時は、ハローワークに登録した求職者数に対して、求人数が四割足りない状況であった為、こういう仕事ですら、簡単には有り付けなかったが)
私の同期のほとんどは、最終的にこうした仕事に就職した。だが、生活苦から、仕事を転々とする人生を送っている者も多い。

[ フリーター(派遣・バイト) ]
バイトで食い繋ぎながら、資格の勉強などをしながら、少しでも安定した仕事を探す事だ。
特に非正規とはいえ、企業の中で働く事ができる派遣社員は、幾ばくかの希望があった。
頑張れば、眼前で封鎖されてしまった凱旋門が、“正社員へ昇格”という形で、再び、開かれるのではないかと・・・・・。(もっとも使い捨てにされるだけで、昇格される者などほとんどいなかったが)

なぜ、フリーターは就職しないのか?
なぜ、正規・非正規の仕事を点々とするのか?
それは「将来が不安な仕事にしか就けない」「生活苦」という切実な問題を抱えている為だ。

(我々が就職できる所は、“ワーキングプア職”しかないのだから)

[ ニート ]
私たちが凱旋門にたどり着いた時、門は封鎖され、二度と開放される事はなかった。
ここに至って私たちは
日本社会は、努力して受験戦争を勝ち抜いても、就職シーズンに不況に当たってしまえば、安定した仕事には有り付けない仕組みになっている事に気づかされた。
16年間の努力は、全て無駄だった。どれほど絶望した事だろうか?
こうした連中が、引きこもってしまう事があった。





■2.氷河期世代を見殺しにした広報■

多くの若者が“フリーター”を選んだ。
将来の事を考えるならば、それ以外に道は無かった。
ところが・・・・当時のマスコミは、次のように報道してくれたものだ。

「夢を求めて、就職を拒否し、フリーターになる若者が増加している」
「会社に縛られる事を嫌い、自由を求める若者たちが今、フリーターになっている」

何という誤報か!?

当時は、封鎖された凱旋門の前で、自決するか、野下して不安定な仕事に就くか、フリーターとなって機会を待つかの、三つしか選択肢が無かった。
私たちは、好き好んでフリーターになったのではない!
切実な現実があった!

しかし、この報道の為に「フリーター=好き勝手に生きている人」という偏見が定着してしまった。
お陰で私は、就活を再開した時、フリーター経験を理由に採用してもらえなかった事がある。

なぜ、こんな誤報が流されたのか?
私たちの“強がり”が原因か?
確かに、就職出来なかった事を恥じ、「合った仕事が見付からなかったから」と強がったものだ。
それを真に受け、そのまま報道してしまったのか?

それとも、バブル時代のフリーターと混合した為か?
バブル時代は、バイトも賃金が高く、派遣社員も高給の専門職しかいなかった。ゆえに、バブル時代は、フリーターでも安定した生活を送る事ができ、それを望む者も実在した。
それと混合したのか?

最近、私は思う・・・・・。
これらの誤報は、経団連によって人為的に流されていたのではないかと・・・・。
すなわち、フリーター生活を余儀なくされる若者が増えている問題を
「若者が“自発的に”フリーターになっている」
と広報する事によって、責任を回避し、私たち氷河期世代を“見殺しにする方針を取った”のではないかと・・・・!?
最近、そのように思えてならない・・・・。





■3.格差社会はなぜ生まれた?■


なぜ、日本は、格差社会に変わってしまったのか?
その理由は四つある。

[職歴の無い若者が、低収入の仕事に就職した結果]
私たち就職氷河期世代は、職歴を作れないまま社会に出てしまった。
私たちが就職できる所は、零細企業、飲食店、小売店、配達業など低収入の仕事だ。
フリーターの多くも途中で這い上がる事を諦め、そういった所に就職し、年収200万前後の生活を送っている。

昨年の7~9月、兵庫県内の労働組合などが10代から30代の若者の年収を調査した所、34%が300万以下、34%は200万以下、10%は100万以下という驚くべき結果が出ていた。
<神戸新聞|社会|年収200万以下、若者の4割強>
これはまさに、何百万という氷河期世代が、不安定な仕事に就職してしまった結果だろう。


[企業が正社員雇用を減らした結果]
今、企業の社員の過半数が、低賃金の非正社員で占めている。
お陰で、景気が回復しても、安定した仕事に就職できない若者が誕生し続けた。
私たち氷河期世代も、ヨリ一層、這い上がる事が困難になってしまった。
総務省が2008年11月28日に公表した労働力調査によれば、非正社員数は1779万人(労働者人口の4割)に達しているという。


[消費が落ち、零細企業や自営業の収入が減った結果]
私が派遣会社の門を叩いた当時(2000年初期)、派遣社員の構成員は二つに大別する事ができた。
「リストラされた団塊世代」と「就職氷河期世代の若者」だ。
[リストラされた団塊世代]
1991年のバブル崩壊後、高給取りの年配層が大量にリストラされた。
彼らは、年齢的に再就職が困難であった為に、派遣に籍をおいていた。

当時の派遣社員は、この二つの世代に二分されており、中間の世代がいなかった。
所が、私の周囲では、2005年頃から自営業や零細企業を辞め、派遣社員になる人が異常に増え始めたのだ。今、食べて行けない正職の人々が急増しているらしい。


[派遣社員が増加し、派遣会社が乱立した結果]
各派遣会社がより安く労働者を売り込みあった為に、派遣社員の賃金も減った。
初期の私の年収は300万弱だった。だが、今は週六日夜勤をやっても200万程度だ。





■4.派遣問題をややこしくしている人々■


就職氷河期世代、リストラされた年配者、生活苦からの離職者の溜まり場となっている派遣業界。
現在、その派遣社員が、低賃金で働かされ切り捨てられる事が問題視されている。
だが、それ以前に、この問題を正しく理解していない人が多い。
若者がフリーターになった経緯を知らず、「楽な人生を選んだ者が派遣になった」と思い込んでいる輩も多い。
(“期間工”は楽どころか、超重労働だ)
生活苦から離職し、派遣に籍をおく人々が年々増えているという実態も、ほとんど知られていない。

これは、未だに「若者が自由を求めて、“自ら”フリーターになった」という誤解がまかり通っている為だ。
(『2006年版 中小企業白書』では、男性フリーターの90.9%が正社員を希望している事が分かっている)

そして、このような誤解が消えない原因は、実社会の事を何も知らぬ著名人たちが、メディアを通して、これを広報している為だ。

我が関西において、その代表格が、ABCラジオパーソナリティーの道上洋三と、その後の番組のパーソナリティー・妹尾和夫だ。
この二人は、関西では非常に有名なパーソナリティーであり、大変な影響力を持っている。
この二人は「若者が、自ら就職を拒否し、夢を追ってフリーターになった」と完全に勘違いしており、見当違いの批評を繰り返している。
この二人のラジオを聴き、それを真に受けてしまった人々がどれほど多い事だろうか!?

<おはようパーソナリティ道上洋三です>
http://dojoyozo.com/
道上


<abc1008.com 全力投球!!妹尾和夫です>
http://abc1008.com/zenryoku/frame.html
妹尾


派遣問題を論議するには、まずは、こういう誤解を広める輩をしばし黙らせ、一人一人が問題の根本を正しく理解すべきだろう。

第七回・氷河期世代、フリーター問題(目次あり)




ラブアゲイン




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No title

氷河期世代といっても男性と女性では全く異なる。
氷河期女性は非正規が多いが、男性ならまともな奴はほとんど正社員。
氷河期(25~34歳)男性の非正規比率:13.0%
氷河期(25~34歳)女性の非正規比率:41.5%
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/3250.html
下の表参照。

氷河期女性で非正規は仕方ないけど、氷河期男性で非正規になるのはクズだけ。
だから、氷河期男性の非正規から加藤容疑者のような人間が現れる。

女性の非正規はまともな人も多いが、
男性で非正規をやっている奴でまともなのはいない。
下位1割の落ちこぼれだから。

RE: NO title

ああ、その表は、今現在の非正規の割合を表してるだけであり
非就労率や非就職率とは、全然関係ないですね。
データの読み方すら、ご存じないんでしょうか?

No title

就職氷河期は、男女とも半数が就職できておりません。
下記は、就職率が60%を下回った時期のデータです。
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/002/002b/19/017.xls
平成12年 男性55.0%、女性57.1%
平成13年 男性55.9%、女性59.6%
平成14年 男性54.9%、女性60.0%
平成15年 男性52.6%、女性58.8%
平成16年 男性53.1%、女性59.7%
平成17年 男性56.6%、女性64.1%

これは求人数が異常に少なすぎた為であり、
求人募集は行っても採用は見合わせる企業が多かった為です。
(つまり、現在の“内定取り消し”と似た事が行われていた)


通常、景気が正常な時期は、卒業後の2~3年の間は、職歴がなくとも就職は容易です。
ゆえに、景気が良い時期は、一割以上の人が卒業後に就活を始めます。
所が、氷河期は、求職者数に対して求人数が半分しかなかった為、
<求職者(就職希望者)数/求人(雇用口)数>
平成12年 求職者数 2,506,804 求人数 1,472,596
平成13年 求職者数 2,597,580 求人数 1,534,182
平成14年 求職者数 2,768,427 求人数 1,486,484
平成15年 求職者数 2,596,839 求人数 1,670,065
平成16年 求職者数 2,368,771 求人数 1,956,329
平成17年 求職者数 2,271,675 求人数 2,163,164

新卒で就職できなかった人は、卒業後に就職する事が不可能に近い状態でした。
当時、こうした就職難民は、その後、
自殺したり、ニートになったり、就職浪人を続けたり、不安定な零細企業を転々としたり、非正規で食い繋いだりと、様々な形態で生きています。
あなたの根拠とするデータの13%とは、就職難民の内、13%が非正規で生きているという意味に過ぎません。
また、中年女性の非正規雇用率が高いのは、育児を終えてからパートとして働く人が多い為ですね。

Re: No title

>管理者ら自称愛国者がこれまで外国籍の人間に加えてきた
> 中傷と本質的に何が違うのでしょうか?

中傷など一度もしておりませんが?
当サイトでも、反日勢力に対する反論資料は提示しても、中傷文なんて掲載しておりません。
逆に、その外国籍の方々は、自らの来歴を捏造し、我々を侮辱してこられた訳ですが。
だからこそ、多くの日本人が怒っている訳ですが?


> 貧困層の犯罪率が高いのは当然のことで、

特定の外国籍の方々は、30~40兆円の利益を上げているパチンコ産業の90%を独占し、たびたび長者番付にも名前を連ねておられますが、彼らは裕福でありながら、日本人よりも犯罪率がずっと高いですね。

対し、戦後、日本人の多くは貧困層に陥っていましたが、ちゃんと秩序を維持しておりました。
一例を上げるならば、公衆電話。当時は、紙幣を読み取る装置がなかった為に、料金を支払わずに掛け放題の状態でした。
にも関わらず、公衆電話の利用料金の回収率は百%を保っており、GHQを非常に驚かせております。
また、終戦後に来日した中華民国国民政府の王世杰は、国が敗れ、貧困と飢餓に苦しみながらも、整然と秩序を維持している日本人の姿に驚愕しております。
当時、治安を乱していたのは、特定の外国籍の方々だけでした。

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返答

開示請求書にも明記した通り、当方の目的は貴方を提訴する事によって、
第一に、広域的な中傷を繰り返している犯人と貴方が同一か確認し
第二に、同様の中傷を行っている者に対する見せしめとする事にあります。
よって請求は絶対に取り下げませんので悪しからず。

しかし、中傷投稿を行なった理由も書かず、匿名で謝罪とは……呆れますね!

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